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教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
地歴・公民
倫理
高Ⅲ年8組
週2時間
必修選択
佐藤一樹

到達目標


1、古代から現代までの哲学史の全体像を把握し、先人たちが導き出してきた哲学的思考に触れる。
2、哲学的な課題や倫理的な諸問題について多角的に考え、自分のオピニオンを構築する。
3、オピニオンを文章する過程の中で、表現力を高める。
4,多様な価値観に触れることで、他者を許容する精神を身につける。

授業の進め方・学習方法


この授業では、西洋哲学と東洋哲学を対比しながら、その知識を土台に、生徒各自の知的水準を向上させ、また人生上の課題に対処する能力を養っていく。このミッションを達成させるためには多くの質の高い本を読み、様々な新聞記事やインターネット記事の情報を分析・解読し、自分なりのオリジナリティーある「見識」を習得することが必要です。
 授業では哲学者の思想について講義を中心に展開し、そのうえで振り返り学習を通じて思考・分析してもらいます。こうした振り返り学習を通じて、先哲の思想に関する「本質」を自分なりに探究してください。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
【古代ギリシア思想と古代日本思想】

1仏教導入以前の日本思想
2古代ギリシア思想

‐補足‐
振り返りのグループ学習
テーマに関する小論文の執筆
1学期中間試験は実施しない
1学期
【多神教と一神教】

3古代インド思想と仏教
4ユダヤ教
5キリスト教
6イスラーム教

‐補足‐
振り返りのグループ学習
テーマに関する小論文の執筆
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
【儒教思想と近世ヨーロッパ思想】

7古代中国思想(道教)
8古代中国思想(儒教)
9ピューリタニズムと近世ヨーロッパ思想

‐補足‐
振り返りのグループ学習
テーマに関する小論文の執筆
2学期中間試験
2学期
【近代日本と近代ヨーロッパ思想】

10観念論
11実存主義
12西洋思想の流入と日本

‐補足‐
振り返りのグループ学習
テーマに関する小論文の執筆
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
3学期は授業がありません。
3学期末試験は実施しない

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
60
グループ学習の取り組みや小テストは平常点に大きくかかわります。積極的に授業に臨む姿勢が大切です。
レポート
0~40
小テストなど
0~40
授業での取り組み状況
0~40

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
教員自作プリント

担当者からのアドバイス


また欧米諸国において、学問の最高峰に位置付けられる科目は伝統的に「哲学や神学」であります。これは古代ギリシア社会以来、近世になるまで学問の分化が起きておらず、あらゆる学問の淵源として有機的に学んでいたものが今の言葉を借りると「哲学や神学」となるからであり、そうした学問の成り立ちを十分に理解している欧米の研究者やビジネスマンは、理系・文系そして専門性の違いに関わらず「歴史」や「哲学」に深い造形を持つ方が多く、それが彼らの高い教養と社会的責任から来る守るべきモラルの形成にもつながってもいます。
この授業が皆さんの「教養の土台」となり、日本・海外を問わず次のステージでの研究生活や思索に役立てつことを心から願います。