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広尾学園の衛星「ISHIKI」打上げのためラグラポとスペースワンが 打上げ輸送サービス契約を締結

広報】 2024/10/31 木曜日 — 17:00:04

広尾学園の衛星「ISHIKI」打ち上げを支援している株式会社ラグラポ(所在地:東京都中央区、代表取締役:高野宗之、以下:LAGRAPO)とスペースワン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:豊田正和、以下:スペースワン)が、打上げ輸送サービス契約(Launch Service Agreement)を締結しました。

衛星「ISHIKI」は、スペースワンにより、本年12月14日にスペースポート紀伊よりカイロスロケット2号機で打ち上げられる予定です。

宇宙開発や将来の日本を担う次世代の育成を目的とする衛星製作プロジェクト「ISHIKI」では、広尾学園の高校生による実際の衛星製作から打上げまでの一連の作業をLAGRAPOが支援し、スペースワンは、本プロジェクトにおいて衛星をロケットで打ち上げる役割を担います。

【株式会社ラグラポ代表取締役社長兼CEO高野宗之氏のコメント】
LAGRAPO は、今後世界的に活用範囲の広がる宇宙事業において、日本が世界に肩を並べ宇宙産業を発展させるためには、多くの人が宇宙事業に興味を持ってもらうことが重要と考えております。今回、「ISHIKI衛星制作委員会」の多くの企業のご協力をいただき、広尾学園の皆さんが衛星製作を通し多くの貴重な経験をしながら、学生の夢を載せた衛星「ISHIKI」が宇宙へ飛び立ちます。このような機会を今後も創出していくことで、今後、宇宙活用がさらに盛んになり、宇宙産業の発展に貢献できたらと願 っております。

【スペースワン株式会社代表取締役 豊田正和氏のコメント】
スペースワンは、リスクを受け入れ挑戦を恐れない企業文化を育んでいます。この度、広尾学園との連携により、未来を見据えた教育と挑戦の場を提供できることを大変嬉しく思います。この取り組みが、次世代の若者にとって貴重な学びの場となり、宇宙開発の未来を切り拓く一助となることを心から願っています。

【広尾学園池田富一理事長のコメント】
数年前、宇宙に興味を持った本校の生徒が、海外での宇宙工学分野への進路を切り拓いたことが始まりでした。今回、その後輩生徒たちが実際の人工衛星制作を担当いたします。そのうち 2名の生徒は今年スタンフォード大学とUCLAに進学して宇宙工学を専攻することになっています。宇宙が、彼らにとっては学びの先にある「現実」なのだということを実感しております。生徒たちの果敢な挑戦にご協力いただいております株式会社ラグラポ、スペースワン株式会社、「ISHIKI衛星制作委員会」の多くの企業の皆様に心から感謝申し上げ、日本の宇宙へ向けての挑戦が日本の教育の未来につながっていくことを願っております。